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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』とは『インディ・ジョーンズ』映画の4作目である。アメリカでは2008年5月22日に公開され前作から19年ぶりの作品となる。

物語は1957年考古学者インディアナ・ジョーンズメキシコで、アメリカとの冷戦を有利に進めるためにエル・ドラドとして知られるアケトークリスタル・スカルを捜索するソ連軍に誘拐され、戦いに巻き込まれる姿を描く。

2008年にDVDが発売され、同年にシリーズ初のブルーレイ化もなされた。2012年には『インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ』としてブルーレイが再発売された。

概要編集

プロローグ:1957年 ネヴァダ編集

プレーリードッグが砂の小山から顔を出すと爆走する若者の車に危うく轢かれそうになる。この若者たちはアメリカ軍輸送車を先導していたふたりの兵士、フランクリンルーズヴェルトにレースを仕掛ける。2台はレースに興じたが、しばらくすると軍用車とトラックは右折してゲートの方へ向かっていった。彼らアメリカ軍に変装したソ連の軍人たちはゲートで51番格納庫を警備しているアメリカ兵たちを皆殺しにする。インディアナ・ジョーンズジョージ・"マック"・マクヘイルのふたりは車のトランクから引きずり出されソ連兵たちに銃を突きつけられる。インディは前にここに来たことがあるかという質問に答えずアントニン・ドフチェンコ大佐のパンチを受ける。さらにもう一度答えを拒否し、大佐がもう一度殴ろうとしたとき、3度レーニン勲章を受章したというイリーナ・スパルコ博士が現れる。イリーナはインディアナの心を読もうとするが「読みにくい」と言うだけだった。彼らは1作目のラストシーンの倉庫である51番格納庫に入る。イリーナはジョーンズに彼女らが探している木箱が見つかるかと尋ねる。インディアナはその箱が強い磁力を発していることから、火薬を要求しそれを頼りに箱を探す。そしてジョーンズは散弾を使って箱の位置を見つけ出す。箱が開けられ中に銀の素材で包まれた人型のものが現れる。スパルコは素材を切って中身を見ようとしたがそのときジョーンズがソ連兵から銃を奪いマックにも一丁渡す。

スパルコを撃つと脅し優位に立ったジョーンズだったがマックが彼に銃を向ける。マックはソ連兵の方へ歩いていきスパルコはジョーンズに最後の言葉を尋ねる。ジョーンズは「アイク(アイゼンハワー)が好きだ」と答えると銃を使に投げ捨てて暴発させソ連兵の混乱に乗じて逃走する。スパルコが箱を積んだ車で走り去ろうとしたためジョーンズはムチを使って車に着地しようとするが目測を誤って後ろの車のフロントガラスに激突する。ジェファーソングラントにノックアウトしてトラックを奪った考古学者はスパルコを追跡する。インディアナは博士の車に飛び移り彼女を車から叩き落すと木箱の山の一角に激突する(その中のひとつに契約のアークが入っていた)。インディはジープをマックとフーヴァーの乗った車に激突させ逃走を図るがドフチェンコと肉弾戦にもつれ込み天窓を破ってジェット付きソリのある地下室に落下する。大佐が蹴られガラスを破って制御室に突っ込んだ時にソリの電源が入る。数名のソ連兵とマックがドフチェンコを助けに現れるが、ジョーンズとドフチェンコを乗せたままソリが動き出す。ジェット付きソリは炎でソ連兵を焼きながら猛スピードでトンネルの中に消えていく。スパルコは別の車にマックを乗せ彼の仕事ぶりを誉めた。

インディは気絶したドフチェンコを残してソリから離れソ連兵の追跡をかわす。砂漠を歩き「隠れ家」となりそうな小さな町を発見するがそこに住んでいたのは人ではなくマネキンだけだった。警報が鳴りインディ(および彼を追ってきたソ連兵のリンカーンフランクリンフーヴァー)はそこが核実験のために作られた「死の町」であると気がつく。ソ連兵は車で走り出しインディは鉛張りの冷蔵庫に身を隠す。数秒後爆弾が落ち「死の町」は完全に無に帰す。ソ連兵の車は爆風で破壊されるがインディの入った冷蔵庫は砂漠の端まで飛ばされ彼は生き延びる。

FBIに発見されたインディは尋問を受け、ジョージ・マクヘイルの友人だったことから共産主義者の疑いをかけられる。

コネチカット ベッドフォード編集

ジョーンズは大学に戻るとすぐにFBIがオフィスに来たことが原因で給料全額払いの一時的な休職に追い込まれる。この条件を得るために友人のチャールズ・スタンフォース学部長は辞職していた。インディアナはこの数年、父親ヘンリー・ジョーンズ・シニアと博物館長マーカス・ブロディがともに世を去ってとても辛かったとつぶやく。ジョーンズは大学を去ってニューヨーク行きの切符を買う。しかし汽車に乗った直後マット・ウィリアムズハロルド・オックスリーを知っているかと聞かれる。マットは彼に母親のメアリー・ウィリアムズから送られてきた手紙を見せる。インディとマットのいるバーにふたりのKGBエージェントが現れ彼らを捕まえようとするが、暴走族学生たちの間でケンカが起こり考古学者と新たな若き相棒はその隙に外に出る。短いキャンパスでのチェイスはソ連人の車の1台が故マーカス・ブロディの銅像に激突して幕を下ろす。

ペルー ナスカ編集

オックスリーによって忘れ去られた言語で書かれたなぞなぞの手掛かりをもとにマットとインディアナはスカルがナスカにあると確信する。ふたりはオックスリーが収容されていたサナトリウムを訪れオレリャーナのゆりかご―生まれた場所ではなく最後の休息所―の位置を突き止める。墓についたふたりはドクロのマスクをつけた原住民の襲撃を受け、ジョーンズは吹き矢を逆流させてひとりを殺し銃を向けてもうひとりを追い払う。

墓に入る途中でマットが巨大なサソリに刺されるが、インディは「サソリは大きい方が安全」と言って安心させる。そして7つの布に包まれた遺体を発見する。ふたりはそのひとつを切り開けるが死体は外気に触れたとたん崩れ去ってしまう(包んでいた布が死体を数百年に渡って保護していた)。マットとインディはひとつの包みがすでに開いていることに気づく。ジョーンズは黄金のコインを拾うがそれは包みの中の死体に向かって飛んでいく。インディは鎧を着たフランシスコ・デ・オレリャーナの死体をマットに抱かせ、包みの奥からクリスタル・スカルを発見する。そしてマットのナイフがスカルに吸い寄せられる。ふたりは黄金にもクリスタルにも磁力がないことを確認しあった。墓から出た二人はマック、ドフチェンコ、イリーナとソ連兵に包囲されていることに気づく。ジョーンズとウィリアムズはジャングルの中のソ連軍キャンプへと連行される。

ブラジル イリャ・アラマカ編集

酒に酔ったマックはインディが手と足を縛られているテントに入りなぜ裏切ったのかを話す。そしてイリーナが入ってくると「ベルリンのときように」とだけ言い残して立ち去る。イリーナはスカルを人の心を操るために使うことを示唆し、心という最強の兵器を使って新たな戦争に勝つと宣言する。彼女はニューメキシコで発見され51番格納庫から盗み出した死体を解剖した所、その骨はスカルと同じようにクリスタルでできていたと話す。イリーナは「スカルは誰とでも話すわけではない」と言い、インディの目の前にスカルを置いて彼をそのパワーに晒そうとする。気が狂ってしまったハロルド・オックスリー教授もキャンプ場に居り(キャンプファイアの周りを踊り狂って楽しんでいた)、インディと面会させられるが彼を認識できないでいた。いかにして世界中に共産主義を広めるかの短い説明の後スカルは片づけられ、疲弊したインディの拘束をほどいたマックはパンチで鼻の骨を折られる。

スパルコはマットを人質にしてインディアナを脅そうとする。しかしマットはで髪を整えると「こいつらに何も渡すな」と言ってのける。するとスパルコは誘拐されていたマットの母親でインディのかつての恋人、マリオン・レイヴンウッドを脅迫に使う。ジョーンズはオックスリーの言っていたことと彼が紙に書いた絵を調べる。ジョーンズとスパルコはオックスリーが書いた「巨大なヘビ」がアマゾン川、閉じた目はスペイン語で眠りや休息を意味するソノという川のことだと考え、アケトーの神殿の位置を検討する。皆の注意がそれたときマットはソ連兵を殴ってテーブルをひっくり返し脱出を試みる。スパルコとソ連兵たちは抑えようとするがマットはテントのひとつに火をつける。インディとマリオンが乾燥した砂嘴に足を取られるとマットはふたりを引き上げるための道具を探しに行く。砂に沈んでいく間にマリオンは、マットの父親はインディだと告げる。インディは以前にマットに、好きなように生きればいいと言っていたにもかかわらず、マットを卒業させなかったことを非難する。マットは巨大なラットスネークを持って戻りマリオンをすぐに引き上げるがインディはヘビ恐怖症のためにさわることができない。ふたりはヘビをロープと呼んでやっと彼を引き上げる。しかしそこにオックスリーが現れ、「助け」と称してスパルコと兵士たちを連れてきてしまう。

翌日、スパルコと兵士たちはジャングル・カッターを先頭にトラックと車の一隊でジャングルを通り、彼女の車にはオックスリー、スカル、マック、兵士たちが乗っていた。隊列の最後尾のトラックではドフチェンコがジョーンズ、レイヴンウッド、ウィリアムズら縛られた捕虜たちを監視していた。マリオンはマットに本当の父親はジョーンズだと説明し、マットは信じようとせず、ジョーンズは過去のことを持ち出してマリオンと議論する。家族のケンカにうんざりしたドフチェンコ大佐は3人にさるぐつわをかませようとするが逆に蹴られ意識を失う。縄をほどいた3人はトラックを奪う。インディはRPGを取り出して木を伐採する車両を破壊しスパルコを驚かせる。車両の爆発によって巨大な刃が宙を飛びインディ、マット、マリオンのトラックをほぼふたつに切り裂くと彼らはこの車を捨てる。3人が気絶し大佐を車に残し奪われたクリスタル・スカルを取り戻すために「ダック」(水陸両用車)に乗り換えると、激しいカー・チェイスが幕を開ける。スパルコはオックス、マックが乗った車の兵士にクリスタル・スカルを預けると他の車に乗る。インディはオックスらの乗った車に飛び移り後部にしがみついていたひとりを残してソ連兵を全員叩き落す。インディはマックを殴ってハンドルを奪う。その時マックは自分がCIAだと打ち明ける。スパルコは銃を乱射し、インディの車にしがみついていたソ連兵はクリスタル・スカルを奪って、落ちる前にスパルコの車にそれを渡す。マリオンの車に乗ったマットはスカル奪還のためスパルコの剣を構える。イリーナはレイピアを抜いてスカルを巡りマットと剣劇を繰り広げる。戦いの末マットは右目の下に傷を負い、スパルコはマリオンの車に放り出される。スパルコはマリオンンを刺そうとするが急ブレーキでボンネットまで飛ばされ、備え付けの銃でフロントガラスを撃つ。そのころマットはスカルを奪おうとソ連兵の運転手と格闘していた。しかしイリーナがこの車に戻りマットを車から蹴落として(マットはジョーンズの車に着地する)スカルを手にする。マットはボンネットで立ち上がったときツタが絡まりインディの車から宙高く上がってしまう。

登場編集

キャスト編集


その他のキャラクター 編集

場所編集

遺物編集

車両と乗り物編集

その他編集

前作及び他作品からのオマージュ 編集

Ark 1957

アーク

  • 映画の冒頭はシリーズ共通のイメージである、パラマウントのロゴマークと実景とのオーバーラップで始まる。
  • 保管庫からインディが逃げ出す際、壊れた木箱から『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』に登場した聖櫃が顔をのぞかせている。
  • 本作の終盤でインディが「嫌な予感がする(I've got a bad feeling about this.)」と言っているが、これはハリソン・フォードがハン・ソロ役を演じた『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でデス・スター内のゴミ処理施設内で発したものと、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でイウォークに捕まって、C-3POへの供え物として丸焼きにされかけた時に発したセリフと同様のものである。
  • 原爆シーンで閃光を浴びたマネキン人形等が表情を変えて焼け崩れていくシーンはアニメ『はだしのゲン』の被爆シーンにオマージュを捧げている。
  • マリオンとインディが最初に出会う際、マリオンが言う「インディアナ・ジョーンズ…」のセリフの口調は、『レイダース-失われたアーク-』でマリオンとインディが出会ったときにマリオンが言った「インディアナ・ジョーンズ…」のセリフと同じイントネーションで再現されている。
  • 冒頭、偽装アメリカ陸軍にスピードレースをけしかける若者たちは、ルーカスの『アメリカン・グラフィティ』へのオマージュである。
  • 図書館に迷い込むシーンにて、インディが居合わせた学生たちに「図書館なんかに真理は無いぞ」「真理は現場にある」と言う台詞があるが、これは19年前の前作『最後の聖戦』での講義中に「真理は図書館にある」「宝の地図のX印を掘って宝が出たためしは無いのだ」と生徒に説いていた台詞に対応しており、わざと全く逆のことをしゃべらせている。
  • また図書館の前のシーンでKGBの車両がブロディの銅像に激突、首が取れるときに、マットは笑うがインディは無表情である。これは最後の聖戦のインディと父ヘンリーの父子描写の再現となっている。

評価 編集

受賞 編集

興行収入 編集

全米では5月22日に4260館で公開され、23日には3100万ドルを記録。これはメモリアルデイの週末に公開された作品の中で歴代3位に入る金曜日記録でもある(1位は『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の4510万ドル、2位は『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の4290万ドル)[1]。初登場1位を記録し、6月29日には3億ドルを突破した。

日本では6月21日に789館で公開され、初動興行収入は14億円(先行上映も含まれる)で初登場1位を記録した[2]。日本での最終興行収入は57億円で、これは2008年の夏の洋画・2008年全体の洋画において1位である[3]

最終興行収入は全世界で7億8千万ドルとなった[4]

脚注 編集

外部リンク 編集

タイムライン
前作 次作
1947年 1957年
Indiana Jones and the Infernal Machine インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
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