インディ・ジョーンズ Wiki
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シュナイダー: 「そんな目でわたしを見ないで。わたしたちは2人とも聖杯を求めていた。そのためなら、なんでもしたわ。あなただっておなじことをしたはずよ」
ジョーンズ: 「きみがそんなふうに考えているとは残念だね」
―エルザ・シュナイダーとインディアナ・ジョーンズ[src]

エルザ・シュナイダー博士Dr. Elsa Schneider)はオーストリア人の考古学者であり、ナチスのエージェントである。

経歴[]

ナチス・ドイツのスパイのエルザは総統の命令で聖杯を手に入れるためアメリカ人大富豪ウォルター・ドノヴァンの仲間になる。そしてドノヴァンは考古学者ヘンリー・ジョーンズの助手としてスパイ活動を行い、愛人になる。だが、彼はエルザが寝言で言ったことから彼女がスパイだと気づいた。ヘンリーはイタリアのベニスに十字軍の3人の兄弟の騎士リチャード卿の墓があると確信していた。エルザは聖杯日誌を手に入れようとするがヘンリーはそれをどこかに送ってしまう。

Venice 1938

握手をかわすエルザ

じきドノヴァンはヘンリーの息子インディアナ・ジョーンズマーカス・ブロディと共にベニスへおくる。エルザはスパイを続ける。インディは図書館で騎士の墓を見つける。だがまたしても友好会が現れ、エルザとインディはボートで逃げる。水上での攻防の後インディは友好会のメンバーの1人を捕らえる。男の名はカジムといい、インディは聖杯ではなく父親の居場所を尋ねるとドイツ国境ブルンヴァルド城に監禁されていると言った。エルザはドノヴァンのアパートメントで自分とインディの部屋を荒らす。そして何者かが忍び込んだかのように見せかけた。エルザは日誌を探していたのだった。ところが日誌はインディが常に持っていたため見つからなかった。インディが部屋に戻ってきて泥棒がきたといったらエルザは驚いたふりをした。インディは日誌を持っていることを打ち明けた。エルザはヘンリーと同じようにインディの恋人になった。

2人はスコットランド貴族の変装をして城に入るが、執事に見つかる。やむなくインディが殴り倒し、奥へ進む。インディは推理しヘンリーの部屋を探し当てる。隣の部屋に入り、窓から移る。インディはエルザを待機させておく。

インディが部屋に戻ってきたときエルザはエルンスト・フォーゲル大佐に銃を向けられ、人質に取られた芝居をした。それだけでもインディには十分だった。ヘンリーは信用しなかったがインディは銃を捨てる。エルザは素早くインディから日誌を奪い取る。インディが騙されたと気づくころにはドイツ兵が乱入していた。

ドノヴァンが姿を現し、ジョーンズ親子はエルザがスパイだっただけでなく全て仕組まれていたことを知る。日誌を手に入れたドノヴァンは悦に入っていたが、地図の部分が欠けていることを発見する。エルザはマーカスが持っていると悟る。マーカスは聖杯を探しにサラーと合流、別行動をとっていたのだった。

エルザに総統からアーリア文化祭への参加要請が来る。エルザは日誌を持ってベルリンへ向かう。

ベルリンでエルザは再びインディに出会う。インディとヘンリーは城から脱出していたのだった。インディは日誌を取り返すとすぐに立ち去る。またマーカス・ブロディはドイツ兵に捕らえられる。

トルコ・ハタイ州で王に助けを求め、兵士、車、ラクダ、馬、食料、水、戦車などを受け取った。ドノヴァンは見返りにこの現実的な王にドイツの公用車ロールス・ロイスを渡す。

物資を整え、砂漠に乗り出す。インディたちと十字剣友好会の襲撃を受ける。ドイツ兵は友好会を一掃すし、インディとの戦いを繰り広げる。フォーゲルが戦車ごと崖から落下、死亡する。ブロディに逃げられ、結果エルザ、ドノヴァン、1握りの兵とインディたちの競争になる。

聖杯の安置される宮殿で最後の戦いになる。ドイツ兵は聖杯を守る罠に阻まれる。そこにインディ一行が入り、ドノヴァンがヘンリーを撃つ。聖杯のみがヘンリーを助ける。インディは罠を制覇して聖杯の置かれる場所にたどり着く。エルザ、ドノヴァンは後から続く。エルザはドノヴァンを殺す気でいた。

ElsaFalls

割れ目に落下するエルザ

安置所には聖杯の水を飲んで生きながらえている老騎士が居た。さらに無数の杯が置かれてあり、偽の聖杯を飲めば命を落とすと警告する。エルザは真偽を確かめるため適当に選んだ杯をドノヴァンに渡す。飲んだドノヴァンはたちまち年老いていき、息絶える。インディは大工の杯を選び、見事成功する。騎士は聖杯を神殿の外に持ち出せばここは崩れ、永遠の命の効果はないと言う。急いで戻ったインディはヘンリーにこの水を与える。ヘンリーは回復し、すぐに立ち上がる。エルザは聖杯に魅せられ杯を持って外にでようとする。騎士の警告を思い出したときエルザは床の亀裂に飲み込まれそうになる。インディが差し出した腕に掴まり、穴に落ちそうになる聖杯に手を伸ばす。だが片手ではエルザを支えきれなかった。手袋が滑り落ち、エルザは奈落の底に落ちる。

舞台裏[]

  • インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でエルザを演じたのはアリソン・ドゥーディである。
  • エルザは1932年の夏季オリンピックの水泳50メートルオーストリア代表で、自由形の銀メダリストという設定があるが、これには矛盾がある。50メートルの自由形がはじめて行われたオリンピックは1988年のソウルオリンピックからである(オリンピック競泳競技)。
  • レゴ インディ・ジョーンズ オリジナル アドベンチャーではエルザは映画と違う死に方をする。それは聖杯を手にして外に出ようとしたとき、床が割れ、インディに助けられることなくそのまま聖杯と共に落ちていくということである。

登場作品[]

参考[]

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